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今回は、「第二特異点 永続狂気帝国 セプテム」についてネタバレありで解説していきます。
終章までの重要なネタバレも含んでいますので、読まれる際はお気を付けください。
物語の舞台と時代背景は?

2章の舞台はローマ帝国。
第五代皇帝ネロ・クラウディウスが統治する時代です。
冒頭で、先年に母である皇太后アグリッピナを毒殺している、という情報が開示されますので、正確には西暦60年のローマ帝国が舞台となります。
暴君として知られるネロですが、その治世の前半は善政を布き、民からも高い支持を得た皇帝でした。
その統治が陰りを見せ始める前の、未だ民に愛されたネロ・クラウディウスが治めるローマ帝国。
しかしそこに突如として「連合ローマ帝国」を名乗る軍団が現れます。
多くの「皇帝」を擁する彼らはローマ帝国へ攻め込み、結果ネロは領土の半分を奪われてしまいます。
主人公たちがレイシフトした先は、そんな歴史上では起こりえなかった戦争の真っただ中でした。
自ら陣頭に立っていたネロを助けた主人公たちは客将として迎えられ、それぞれの目的を果たすため、ともに戦っていくことになります。
物語を彩るキャラクターたち

ネロはFate/EXTRAで初登場を果たし、赤セイバーの愛称で親しまれている人気の高いキャラクターです。
しかし今回の彼女はサーヴァントではなく、その時代を生きる人間として登場しています。
サーヴァントであれば得られるはずの知識がなく、自身の未来など知る由もないネロが、時に迷いながらも前に進んでいく姿がこの章の見所の1つではないでしょうか。
味方として登場する「戦いの女王」ブーディカの存在も大きいですね。
彼女はローマ帝国に弓引き、勝利を重ねるも最後には敗れ、死した存在です。
それにも関わらず、好敵手が生き延びていたと信じているネロへ真実を告げることもなく、終始味方として戦い抜いてくれます。
味方側としては他にもFate/Apocryphaから「第三次奴隷戦争」の指導者であるスパルタクス、始皇帝を暗殺寸前まで追い詰めた荊軻、三国時代の猛将・呂布が登場します。
面白いのは味方側にいるサーヴァントは皆、形は違えども権力者への反逆者なんですよね。
そして逆に敵側のサーヴァントは見事に権力者側の存在です。

ネロの叔父でもあるカリギュラはローマ帝国の三代皇帝ですし、「ブルータスお前もか」でお馴染みのガイウス・ユリウス・カエサルは終身独裁官などという、いかにもな地位についています。
スパルタの王であるレオニダス、Fate/Zeroに登場する征服王ことイスカンダルの幼少期アレキサンダー、
ローマ帝国の神祖ロムルス、フン族の王アルテラ、などなど全員が王ないしそれに準ずる権力の持ち主です。
アレキサンダーの連鎖召喚で現れるダレイオス三世もペルシアの王ですね。
唯一の例外は諸葛孔明の依り代として召喚されたロード・エルメロイ二世ですが、彼は黒幕に召喚されたわけではないはぐれサーヴァントなので、特別枠としましょう。
しかしFate/Zeroを視聴していた身としては、アレキサンダーとロード・エルメロイ二世の組み合わせは何とも感慨深いものがありました。
どちらの二人も良いコンビだったと思います。
味方でもなく敵でもない存在としては、物語の途中で立ち寄る島で女神ステンノ、1章に引き続きFate/EXTRA CCCのエリザベート・バートリー、同じくEXTRAシリーズで登場する玉藻の前のアルターエゴであるタマモキャットが登場します。
ステンノは敵側の本拠地を教えてくれるという役回りがありますが、その他2名に関しては何故登場したのか若干謎…いや可愛いからいいですね。
今回の黒幕は?

物語としてロムルス率いる王たちの軍勢VSネロ率いる反逆者たち、という構図です。
自分たちの神祖であるロムルスの登場には、さしものネロも心が折れかけますが、主人公たちの言葉で前を向きます。
そして並み居る強敵を薙ぎ払い、ついにはロムルスをも打ち倒します。
完全勝利、と思いきや!

物語の冒頭からその存在が示唆されていたレフ・ライノールが、黒幕として登場します。
レフはカルデアを裏切り、所長であるオルガマリー(正確にはその精神体)を主人公たちの目の前で殺した因縁の相手です。
彼の思惑としては、ロムルスに聖杯を与えローマ帝国ひいては人類を滅ぼすつもりだったのですが、ロムルスは人類の滅びを望んていなかったため、自ら黒幕として暗躍することになりました。
この後は魔神柱という存在へと変貌したレフと戦うことになるのですが…初見でのインパクトは凄いですよね、魔神柱。
強大な敵に苦戦しつつも、主人公たちは勝利をおさめます。
しかしレフもまだ切り札を持っていました。
破壊の大王アルテラを召喚したのです。
高笑いするレフを、邪魔とばかりにアルテラが両断します。
まさに瞬殺で、因縁の相手のあまりにあっさりした退場に当時は驚いたものでした。

ローマを滅ぼさんとするアルテラと、今度こそ最後の戦いを勝ち抜けば、ついに物語は終わりを迎えます。
伏線も盛りだくさん!
改めて読み返すと、2章はfgoという物語の重要な伏線が散りばめられていました。
1つはブーディカのマシュへの反応です。
デミサーヴァントであるマシュを見て、「妹」のようなものだと発言しますが、これはマシュに力を貸している英霊・ギャラハッドの正体を見抜いてのものだと思われます。
2つめはロマンの言葉です。
ネロに宮廷魔術師として仕えないかと提案されるシーンがあるのですが、そこで彼は「王宮勤めとか、いまさらどの顔さげて、だし」と呟いているんですよね。
当時はさらっと流してしまったのですが、終章までクリアした今改めて見ると、ソロモンを示唆していたんですね、あれ。
あと1つ気になるのは、アレキサンダーがネロに向けて言ったセリフ。
「堕落の数字を示す獣」とか、「魔王にだってなれる」とか、どう考えても何らかの伏線としか思えませんが、現状この真意は判明していません。
気になりますが、今後の展開を待つしかありませんね。
まとめ
若干素材を活かしきれていない感は拭えませんが、物語全体としての大事な伏線がしかれ、今後の盛り上がりに期待が膨らむ章でした。
終章まで読むことで初めて気付けることもあるので、以前にクリアした方も改めて再読してみてはいかがでしょうか。
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